KEYTALKになりたい
ツイッターでオタクが「これになりたい」という文言と共に画像を載せるツイートを頻繁にしている(自分もその1人)ように誰しも「○○になりたい」と思った事は一度はあると思う。
僕だって白石麻衣になりたいし平手友梨奈にもなりたいし吉祥寺で1人暮らししてて家賃、食費、光熱費を親に払ってもらってて週3でカフェでバイトしてる軽音サークル所属の大学生になりたい
でも1番はKEYTALKになりたい。
KEYTALKにハマったのはデビューシングルのコースターからでその時はインディーズ時代の曲はあまり知らなかった。そこからは少しずつ曲を聴いていって2014年秋に発売されたKEYTALKらしさを変えた大戦犯と言われているMONSTER DANCEが出た時に、急に熱が冷めてしまった。
正確に言えば他のバンド(KANA-BOON、サカナクション etc…)の曲を聴くようになりKEYTALK熱はすっかり冷めてしまった。
そこから2014年後半〜2016年3月くらいまで一応発売されるシングルのPVをYouTubeで軽く見るくらいはしてたが、曲なんてサビしか分からない。武道館ワンマンをやったなんてかなり後に知ったぐらい興味が薄れていた。
2016年4月の中旬、何気なしにYouTubeで動画を見ようとしてた時、動画の前に流れる広告で新曲のHELLO WONDERLANDのPVが流れ始めて「お、KEYTALKやん。久々こいつら見たな。新曲ぽいし一応見てみるか」といつもは動画の前の広告をONE PIECEの黄猿に負けないくらいの光の速さで飛ばす自分が広告を飛ばさずに最後まで見た……
「KEYTALK、神やん。何この曲。めちゃくちゃこいつら進化してるやん」KEYTALK熱完全復活の瞬間である。
そこからはKEYTALKの曲を聴き倒してフェスに行ってライブに行くようになり今に至る。曲のイントロを聴いて何の曲か即答出来るくらいにはKEYTALKのオタクになってしまった。
欅坂46のオタクの間で2016年の欅坂46は神格化されているが2016年のKEYTALKも負けていないと思う。
HELLO WONDERLANDから始まりMATSURI BAYASHI、Love me、ASTROと名曲揃い。今やフェスやライブでの定番曲となったMATSURI BAYASHIとLove meが生まれた年でもある。
KEYTALKの良い所は芸能人だけど芸能人っぽくない所だと思う。メンバー全員三十路なのに未だにスピンズとかWEGOで売ってそうな服を着させられてアーティスト写真を撮られている。でもそれが良い。変に何十万もしそうな服を着たら逆に似合わないと思う。THE ORAL CIGARETTESは高い服しか似合わなさそうだけど。
メンバー全員変に気取ってないからそこら辺にいる兄ちゃん感が滲み出てて凄く親近感が湧く。居酒屋とかで会ったら普通に一緒に飲めそう。
またライブ中のMCが下手くそで一切上達しないのも良い。たまに軽音サークル内で組まれたKEYTALKのコピバンの初ライブのMCか?てくらいグダグダな時もある(正直イラっとしてます)けどそのグダグダさもKEYTALKの良さなのかもしれない。
でも何より1番良いのはメンバーが常に楽しんでバンド活動をしている事だと思う。楽しんで曲を作るから楽しい曲が生まれてそれを聴いたファンが楽しい気持ちになる。YouTuberの「好きな事で稼ぐ」みたいな言葉があるけどKEYTALKはこの世で1番、好きなことを仕事にして飯を食ってる人達だと思う。
いつか自分も好きな事を仕事にしてみたいなあと心の底から思う。
この先、10年20年経っても「好きなバンドは?」と聞かれたら絶対に即答で「KEYTALK」と答える。
これからも楽しい兄ちゃん達が作る楽しい音楽を聴いて心躍らせていきたい
KEYTALKになりたい